2021/03/13
・スタンフォード大学の心理学者・ウォルター・ミシェルが1960年代後半から1970年代前半にかけて実施した実験でマシュマロ実験、マシュマロテストをごぞんじですか?
この実験は、子ども時代の自制心、つまり「我慢 がまん」と将来の社会的成果の関連性を調査した著名な実験です。
・方法は、1個のマシュマロをすぐに食べずに我慢する(=目先の欲求を辛抱する)と、2個目のマシュマロがもらえる(=将来のより大きな成果を得る)
・結果については、4歳時点でマシュマロ・テストをクリアする子どもは人生に成功する。将来のより大きな成果のために、自己の衝動や感情をコントロールし、目先の欲望を辛抱する能力が高い。4歳時点で、マシュマロ・テストをクリアする子とクリアしない子を追跡調査し、大学進学適性試験(SAT)の成績を比較するとマシュマロ・テストをクリアした子は、人間社会において成功しやすいことが既に立証されている。また、4歳時点でマショマロ・テストをクリアした子どもたちの方がSATの成績も優位に良かった。2個目のマシュマロをゲットするのは3人に1人くらい(33%成功)で、このテストは幼児期のIQよりも強く相関するらしい。4歳児のお子さんがいらっしゃる方はこのテストをしてみてください。さて、あなたのお子さんはどちらでしょうか?
参考引用(成功する子、しない子 早川書房)